《症例》不妊・妊活 31歳女性(妊娠時)

鍼灸 不妊 鍼と灸とLLLTと
鍼灸は不妊改善に一定の効果があることが報告されています.

当室を受診されるまでの状況

初回時の年齢30歳

3年前から不妊専門クリニックで不妊治療(ART:生殖補助医療)を受けているが妊娠に至らない.

検査で卵管狭窄が見つかったので,卵管鏡による手術を受けた.

その後、体外受精を4回ほど受けたが、精子の状態や胚のグレードに特に問題が無いにもかかわらず妊娠しない.

なんとか着床させたいと考えて鍼灸を受けることにした.

不妊以外の症状

足の冷え・浮腫みを強く感じる

足腰が重だるい

疲れがとれない

下痢することが多い

初診時の舌・脈

脈:沈弱

舌:淡舌・苔白滑・歯痕

主な施術内容

《主に使用した経穴》
脾兪/腎兪/関元兪/中膠/太溪/湧泉/太白/神闕/関元/中脘/足三里/三陰交
などの経穴から必要に応じて取穴

《施術頻度》
施術頻度は1回/週

《主な施術内容》
撚鍼法&置針法/陶器灸/箱灸/点灸

首尾

一度の流産を経て、一年半後に妊娠、12Wで卒業

(採卵2回・移植三回)

備考


冷えと浮腫みが強いことから、温補脾腎の観点から経穴を取穴.

温灸も陶器灸と箱灸を取り入れて利水に尽くした.

2回の採卵,顕微授精(ICSI)を経て、3回目の移植で妊娠し,卒業・出産に至る.

30W頃から浮腫みと腰痛が強くなったので,鍼治療を行った.

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