《症例》足の怠さと足の攣りと運動不足

鍼と灸とLLLTと

どのような症状なのか?

40代の女性から,このところ足が怠く頻繁に足がるというご相談がありました。

コロナ禍以降自宅勤務が続いていたとのこと。当初は運動不足を気にして散歩をするなど意図的に運動をしていたそうですが,徐々に運動することはなくなったとのこと.買い物に出かけた時などに階段を利用すると息が切れたりして運動不足は実感していた.一時は運動しようと思い散歩に出かけたが,骨盤や太ももなどが痛くなったので中止した.

コロナ禍が去り再び通勤し始めたそうですが,骨盤周囲が痛くなるだけでなく,臑・ふくらはぎ・太もも内側などが攣るようになり困惑している.一度痙攣が始まると治まるのに5~10分(永遠の長さに感じるそうです)ほどかかり,治まった後も筋が緊張した状態でしばらくの間は痛みが残存する.会社での仕事はデスクワークであり概ね座りっぱなしとのこと.

どのような状態なのだろうか?

運動をしなくなった筋肉は衰えます.再び運動することで筋は元の状態に戻ることは可能ですが,その過程では当然ながら筋疲労が伴います.個々のケースにより異なるかと思いますが,しばらくの間は筋肉が常に疲労に曝された状態にあるといえ筋内代謝の悪い状態に陥っているともいえます.

また,座る時間が長いということは,お尻(臀部)の坐骨神経のルート周囲に圧迫の負荷が掛かり,血流が悪化し神経はナーバスな状態となります.

坐骨神経に接する深部の筋肉も圧迫と虚血に曝されることで,正常な伸縮性・柔軟性が損なわれ神経に負荷を掛けることになります.もちろん,筋自体が痛みを発する筋筋膜痛の原因ともなります.また,背景に運動不足がある場合,運動不足(不動)自体が筋繊維の線維化を促進する要因となることにも留意しなければなりません。

どうなったのか?

この女性の場合には,長時間座り続けることで影響を受ける坐骨神経や筋の気血の流れを改善すること,実際に痙攣する筋(下腿・大腿内側)自体の鎮痙を図ること,肝腎を調えることなどを目的に鍼治療を行いました.

一回目の施術で,痙攣が起こることはなくなったが,足の怠さが残っていることと,まだ不安があるということから,通勤勤務になれるまで継続することにした.一ヶ月ほどで怠さもなくなり,その間に足が攣ることがなかったことから,ご相談に関する施術は終了することにした.

肩こり・頭痛・目の疲れなども慢性的にあるということなどで,気が向きましたらそちらの方でそちらの症状でご来院いただけると幸いです.

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