二日灸開催の内容
無病息災を念うことを目的に,腹部(神闕というツボ)に箱灸という温灸をすえる.
開催期間:2023/02/20(月)~2023/02/22(水)の3日間
費用:¥2,000(税込)
所要時間:20分ほど
利用方法:
当日でも構いませんので電話で予約の上お越し下さい.
044-281-3855
予約の電話では,「二日灸希望」「お名前」「希望時間」「電話番号」だけお伝え下さい.
備考:治療ではなく伝統行事としての灸として行いますので,カルテは作成いたしません.電話予約の際にはお名前と電話番号だけ確認いたします.
二日灸とはどのようなお灸か?その謂われはどのようなものか?
二日灸とは旧暦の2月2日と8月2日になされる日本の伝統的なお灸です.
本格化する農作業前に体調を整えること,厄をはらい無病息災を念うこと,などを目的に行われてきました.寒さの厳しい冬は寒の邪の影響により陽気が損傷されやすく,気血の流れも滞りがち.また地域によっては燥の影響により津液が損傷し呼吸に影響が及び感染しやすくなることも.
春を迎え多忙な季節を迎えるにあたり,灸で邪気を払うと共に気血津液の流れを調えておくと考えれば現代人にもわかりやすいかも知れません.
「何処にお灸をすえる」とか「どのようなお灸をすえる」など特に定まった形式の灸法があるわけではありません.心地よく気血津液の流れを改善できれば良いと思います.
弊室では,煙と臭いがほとんど無い炭化モグサ(スモークレスもぐさ)を使用した箱灸を行います.神闕というツボ(へその位置)に20分ほどじわじわと(箱灸)温灸をすえることで,寒の邪を払い気血津液の流れを促すという温灸を行っています.
神闕というツボには腎気がよく集まります.神闕とは,「元神の舎るところの門」という意味で,元神とは人体の精神活動・意識・思惟活動を支配します.ちなみに,元神の府と言えば脳(髄海)です.「腎は精を蔵す 精は髄を生ず」と言いますから,脳の機能と腎は不可分な関係となります.
何が言いたいかと申しますと,「農作業だけでなく頭脳労働の方にもよろしいのでは?」ということです.
3日間だけのイベントです.お気軽にご利用頂ければ幸いです.